今年の５月に亡くなった、大朝ゆかりの はらみちをさんの追悼展が北広島町図書館（大朝新庄）で12月3日から始まりました。
はらみちをさんは、先天性脳性まひで重度の障碍がありました。幼いころから大朝で育ち、ハンコと時計店を営みながら絵と詩の才能を育てていきました。
その後、詩画家として自立し、詩画展を各地で開催するほか、企業広告や広報紙の表紙絵など広範囲に活躍してきました。さすがの はらみちをさんも高齢には勝てず、晩年は三次市の高齢者施設で生活されていましたが、今年の５月、９２才で亡くなりました。
はらみちをさんは、ふる里といっていい大朝に多大な貢献をしてくれました。大朝の中心部の江の川（可愛川）と大塚川の合流地点の３本の橋「わさ大橋」には、はらみちをさんの絵をはめ込んだミニギャラリーになっています。
追悼・はらみちを展は、大朝のわさ大橋の欄干にはめ込まれた、大朝の四季や季節の花の絵の原画とはらみちをさんが描いた企業広告（新聞広告）を見ることができます。特に、企業広告は、はらさんのイメージのおかあさんやふる里の絵とは一味違う貴重なもので、大朝では初めての展示です。ぜひご覧ください。
また、千代田地域づくりセンターでは、１００プロによる『大朝 自慢の写真コンテスト 入選作品展』が開催されています。大朝 自慢の写真コンテストは今回で３回目。大朝の住民や大朝が大好きな方々による、美しい風景やほのぼのとした日常を切り取った写真展です。写真展を見たら、きっと大朝に興味が湧いてくるでしょう。こちらもぜひご覧ください。
■追悼・はらみちを展
会場：北広島町図書館ギャラリー（北広島町新庄）
会期：２０２１年１２月３日〜２３日 ０９：００〜１８：３０
主催：北広島町教育委員会
(記事：山本)
