大朝いろ

北広島町大朝での暮らしを書いています。

地域の歴史を学ぶ講演会「戦国後期の吉川領」開催しました。

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大朝地域協議会が毎年行っている「地域の歴史を学ぶ講演会」を8月28日に大朝地域づくりセンターで開きました。

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講師は三次風土記の丘所長・木村信幸氏。鎌倉時代から大朝の地頭である吉川氏。鎌倉末期から室町、戦国時代と確実に力を付けてきた吉川氏ですが、毛利氏・小早川氏と同盟を結んで戦った戦国末期(1550年頃〜1600年)に本拠地の大朝から千代田地区・豊平地区、安芸高田市、安芸太田周囲、呉付近、石見の浜田から邑南地域を所領とし、最終的には島根県東部、鳥取県西部の他岡山県の新見周辺など広範囲を治める14万石の戦国大名になるのです。

関係する武将たちによる様々な駆け引きや取引、思いなどを歴史資料から分析され、有意義な時間となりました。大朝の住民の皆さんをはじめ、安芸吉川会の皆さん、たぶん遠くお越しいただいたであろう見慣れない歴女の方々など、約60名の観衆で盛況となりました。

 

(記事:山本)