大朝を学ぶ楽しむミニツアー「大朝さんぽ」。
今回は、中世の武士で、戦国大名にまで成長した、大朝中興の祖「吉川氏」。
鎌倉時代後期1313年に大朝に吉川氏が来てから287年後に関ケ原の戦いで、毛利氏と共に西軍に属しながら、戦わないことを選択します。
敗戦の結果、領地は毛利氏と共に縮小されるも生き残ることに成功して毛利氏は萩で、吉川氏は岩国で明治まで存続しました。飛鳥時代の西暦600年代の藤原氏を源流に工藤氏、入江氏、吉川氏と名を変えながら、1400年後の現在までつながっています。
大朝を統治した284年間。武家として最も成長し関ケ原の戦い前にはほぼ40万石の大名になっていました。大朝を本拠とし、当然大朝の町は初期城下町として社寺が建ち並び、商家や鉄産業も栄えていたようです。
今回の「吉川史跡さんぽ・大朝編」は、昨年度の新庄編に続く第2弾です。


さんぽでは、城址やゆかりの社寺など吉川氏の足跡や当時の面影を巡りながら、大朝の現在にも大きな影響を与えているその功績に思いを馳せました。数日前まで実施日は雨模様との悪い予報でしたが、当日は朝から快晴。よほど普段の行いがよいのかが分かります(笑)。


気持ちの良い天気にふる里でありながら普段なかなか見ることが出来ない山城跡や吉川氏ゆかりの古刹円立寺や古社枝の宮八幡神社では、ご住職や宮司さんから特別にお話もお聞きすることが出来、また、普段は見ることが出来ない安土桃山時代再建の本殿もお祓いをして頂いたのちに見させていただきました。
さらに「ゆず庵」さんのおいしく豪華なテイクアウト弁当を枝の宮八幡神社の拝殿や境内で食べさせていただき、20名の参加者は晩秋を満喫した1日になりました。
(記事:山本)