▲大朝で200年前から続く祭り「わさまち」
大朝は、普段は個人が好き勝手に自由に活動しながら、事あれば一致団結する風土があります。また同時に反骨精神や開放性・社交性も強く、さらに、人に頼らない自立の精神も持っております。
田舎特有の閉鎖性は少なく、古くから交流の拠点であった事と、女性の教育が進んでいたこともあってか、進取の精神、革新性に富ながら、古い文化も大事にする両面を持っています。
▲地元の女性グループ「山ゆり会」の味噌作りの様子。30年以上続いている。
そんな風土ですから、田舎によくある地域ボスの存在もなく、行政に頼りきることも少ない非常に珍しい田舎の小さな町です。
その根底にある共通するものは、自分たちそれぞれの暮らしを大切にし、自分たちが心地よく暮らすためには、古いものであれ新しいものであれ、取捨選択する柔軟性を持っているといえます。
▲「筏津(いかだづ)芸術村」1階廊下。廃校した小学校の建物をそのままに芸術の拠点に変え、教室や作品展示会を開いている。地域の集会にも使われている。
いい意味での「唯我独尊」の精神が、大朝には息づいています。
こんな風土だからでしょうか、それぞれの町民が町づくりへも高い意識を持ち、意見や夢も持って積極的に取り組んでいます。